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教習所では習わないサンキューハザードとは
サンキューハザードとは道を譲ってもらったり、割り込みをさせてもらったり、こちらに対して何か好意的なことをしてもらった時に「ハザードランプを2~3回点灯させて感謝の気持ち伝える行為」です。ランプを炊く回数によって意味が変わるということはありません。
ですが、ハザードランプを点灯させる時間が長いと、相手に非常事態の意味ととらわれてしまいますので短くしましょう。
またサンキューハザードはハザードランプの使い方としては正しくないので、教習所では習わないマイナールールではありますが道路では日常的に行われています。ちなみにサンキューハザードはドイツ発祥の文化といわれています。
使い方を覚えて交通マナーを身に付けましょう。
サンキューハザードのやり方
例としては、道を譲ってもらった後すぐに譲ってくれた車に向けてハザードランプを2~3回点灯します。
点灯するタイミングが遅いと、緊急事態の意味と捉えられてします可能性が上がってしましますので、すると決めたらすぐに短く点灯させるのが習わしです。
サンキューハザードは違法なのか
現在違法とされる規定が無い為、サンキューハザードは違法ではありません。
サンキューハザードについては既に習慣化されているということで、警察からも違法とは捉えられていないのです。
ハザードランプを点灯して感謝を伝える代わりに、クラクション(警報機)を鳴らして感謝を伝える運転者もいますが、こちらは目的外の利用により違法となっているので使わないようにしましょう。
サンキューハザードをする際の注意点
危険な割り込みをしたとしても、ハザードランプを炊けば大丈夫というような運転者にはならないようにしましょう。
感謝の気持ちを伝えるのはすばらしいマナーですが、その前に危険運転をしないというマナーを身に付けることが大事です。
サンキューハザードをしない運転者もいるので、道を譲ったからといって当然のようにハザードランプを期待するのも辞めましょう。
本来のハザードランプの使用方法は
ハザードランプの正式名称は「非常点灯表示灯」といいます。
運転席から押せる範囲内に赤い三角マークがハザードランプの点灯スイッチです。
これを押すことで、周囲に対してハザードランプが点灯するので、周囲に非常事態を伝えることができます。
第52条第1項前段の規定には、「夜間、道路(歩道又は路側帯と車道の区別のある道路においては、車道)の幅員が5.5メートル以上の道路に停車し、又は駐車しているときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる非常点滅表示灯又は尾灯をつけなければならない。」とありますが、具体的な使用方法は記載がありません。
主に車の非常事態を伝える方法として使われています。
簡単に操作できるハザードランプグッズ
ハザードランプは運転席と助手席の間にある為、一度場所を確認してからでないとなかなか押すことができません。
高速道路、交差点など注意て運転しなければならない場所でサンキューハザードを押さなければならないので、事故の原因にもなったりしてしまいます。
そこでノールックで押せるように、外付けでどこにでもサンキューハザードを炊くことができるグッズがあります。
こちらは、社内のどこにでも取り付けることができるサンキューハザードのスイッチで、一度押すだけであらかじめ設定しておいた回数ランプが炊くスイッチとなっています。
運転に不安がある方に向けた商品です。
Amazon、楽天市場でカー用品の上位にあるグッズで取付も簡単です。
サンキューハザードが嫌いな人もいる
サンキューハザードは警察もマナーと認めているほど日本では浸透している運転マナーですが、その行為を嫌っている人がいるというこも認識しておいてください。
ヤフー知恵袋や教えてグーグルでは、賛成派と反対派が何度も議論をしています。
ヤフー知恵袋議論の場の例
こういった運転者全員が喜んで使っているマナーでは無いことだけでも知っておいてください。
サンキューハザードの豆知識
他にもハザードランプを使うマイナールールとして、高速道路等で渋滞が発生し、最後尾にいることを伝えるハザードランプもあります。
これはネクスコが推奨しているハザードランプの使用方法で、高速道路の渋滞時には良く見かけます。
この場合は、後ろの車にハザードランプを伝播したらこちらはランプを消灯させましょう。