冬が近づいてくると、寒さと同時に悩まされるのが「乾燥」です。肌の大敵であり、ウイルスにも感染しやすくなる厄介なものですよね。そんな乾燥を解消してくれるものといえばズバリ、加湿器!今回は、加湿器のなかでもより手軽に使用できる「卓上加湿器」についてご紹介していきたいと思います。
メリット・デメリットや選び方、おすすめ商品についてまとめました。
卓上加湿器とは
卓上加湿器とは、デスクの上などに置いて使用することを想定して作られたコンパクトな加湿器のことです。多くのモデルはUSBで接続できるため、パソコン作業などをしながら使用することが可能です。オフィスでも自宅でも、冬場は暖房により部屋が乾燥しがちですが、卓上加湿器があれば自分がいる空間の湿度を簡単にコントロールすることができます。
存在感のある大きな加湿器がなくても大丈夫!乾燥に悩んでいるなら、値段も手頃な卓上加湿器を導入することをおすすめします。
USB・卓上加湿器のメリット・デメリット
卓上加湿器のメリットは何と言っても、場所を選ばずにどこでも使えるサイズ感。手のひらサイズのモデルも数多くあり、デスクの上に置いても邪魔になりません。もちろん、USB加湿器ならUSB端子があれば使用できるので、ノートパソコンなら常に一緒に持ち運ぶことも可能ですし、変換アダプタがあればコンセントから電源をとることもできます。湿度をある程度自分でコントロールできるのも嬉しいポイントです。
一方でデメリットとしては、加湿できる範囲が狭いということが挙げられます。やはりコンパクトサイズのため、加湿範囲や性能は大型の加湿器には及びません。卓上加湿器で一部屋の加湿をするのは難しいと言えるでしょう。
また、パソコンのあるデスク上に卓上加湿器を置く場合、置く場所によってはパソコンが故障してしまう恐れがあります。パソコンが耐えられる湿度の限界は80%と言われており、それ以上の湿度を保つと内部の劣化に繋がります。卓上加湿器を使用する場合は、置く場所に充分注意しなければなりません。
USB・卓上加湿器の選び方
卓上加湿器にもさまざまな種類があります。デザインだけでなく、以下4つのポイントにも注目してみてください。
加湿方式で選ぶ
加湿器には、大きく分けて「スチーム式」「気化式」「ハイブリッド式」「超音波式」の4つのタイプがあります。
簡単に説明すると、スチーム式は加熱により蒸気を送り出す方式で、気化式は水を蒸発させて加湿する方式。ハイブリッド式は一般的にはスチーム式と気化式を合わせたような仕組みで、温風を水に送ることで加湿します。
そして、卓上加湿器で最も多いタイプが超音波式。超音波の振動により水を気化させる方式です。
加湿のパワーとしては「スチーム式>ハイブリッド式>超音波式>気化式」ですが、パワーが強ければ強いほどいいというわけではありません。利用シーンを考えて、自分にあった加湿方式のモデルを選んでみましょう。
サイズ感が適切かどうか
卓上加湿器を頻繁に持ち運ぶ予定があるのなら、小さければ小さいほど良いでしょう。ペットボトルに取り付けて使うコンパクトなモデルなど、便利な商品はたくさんあります。
車の中で使用するのであれば、ドリンクホルダーに設置できる円筒型のモデルがおすすめ。倒れる心配なく、快適に使用できますよ。
運転時間やタンクの容量にも注目
加湿器は水を入れて使用するものであり、当然中のタンクには容量があります。小さい卓上加湿器は持ち運びには便利ですが、長時間使う場合はこまめに給水しなければいけないといった手間も。
実際に使い始めてから不便な思いをしないためにも、タンクの容量と運転可能時間をチェックしておくことをおすすめします。
付加機能をチェック
ただ加湿するだけでなく、商品によってはアロマを同時に楽しめるものもあります。潤いを得ながら、なおかついい香りも楽しめるというのは、特に女性にとっては嬉しいですよね。香りにもこだわりたいという方は、アロマ対応のモデルを選ぶと良いでしょう。
また、安全のためにタイマー機能や転倒保護機能が付いているとより安心です。
USB卓上加湿器のおすすめ5選
ここからは、おすすめのUSB卓上加湿器を5つご紹介します。どれも人気の商品なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Joyhouse 超音波式卓上加湿器
円筒型のコンパクトな卓上加湿器です。電源ボタンを1回押すと持続噴霧モード、再度押すと3秒停止→3秒間隔噴霧モードに切り替わります。持続噴霧モードの場合は連続4時間、間隔噴霧モードの場合は連続9時間の運転が可能です。
七色に光るLEDライトで癒し効果も抜群。静音性に優れているため、就寝時の使用でも睡眠を妨げることはありません。
multifun 卓上加湿器
静音設計で、触れても熱くないミストなので小さな子供がいる家庭でも安心して使用できます。オフィスでの使用にもぴったりなシンプルデザイン。付属のボトルに入れたまま、車内のドリンクホルダーに設置して使用することもできます。
ボトルから加湿器を取り出し、水の入ったコップなどに入れて使うことも可能です。付属ボトルの容量は250mlで、運転時間は約6時間。
BRUNO パーソナル超音波加湿器 TULIP STICK 2
チューリップのようなフォルムがかわいらしい超音波卓上加湿器。消費電力はわずか1.5Wとかなりの省エネです。水を入れた容器にセットするだけで使用することができます。コップはもちろん、ペットボトルや小さな花瓶にも。
カップとして使えるケースが付属しているのも嬉しいポイントです。他にはない個性的なデザインなので、プレゼント用としてもおすすめ。
トップランド ボトル加湿器 M7097
こちらは、ペットボトルに取り付けて使用する超音波式卓上加湿器です。およそ5cmの立方体サイズなので持ち運び楽々、かさばることもありません。
500mlサイズのペットボトルに取り付けた場合、約15時間使用することができます。280mlサイズでも約8時間と、長時間加湿し続けてくれる嬉しいアイテム。家でもオフィスでも活躍してくれること間違いなしです。
a-mumu 超音波式卓上加湿器
本体の中央に水の入ったペットボトルを逆さに取り付けるだけで、手軽に加湿することができます。USB接続はもちろん、乾電池にも対応しているので、コンセントやUSB端子がない場所でも使用可能です。
シンプルなデザインながらタイマー機能が付いているのも特徴。2時間、4時間、6時間の中から好きな時間を設定すれば自動的に電源がオフになります。底面には滑り止めが付いているので、ちょっとやそっとの衝撃では倒れないという安心感があります。
USB卓上加湿器を使う際の注意点
卓上加湿器は、正しく使用しないと本体や周辺の機器の故障につながることがあります。使用する際は以下3つの点に注意してください。
水道水を使用する
加湿器に入れる水は「水道水」が適しているとされています。というのも、水道水には少量の塩素が含まれているため、加湿器内部の殺菌・消毒効果が期待できるとのこと。そのため、塩素が含まれていないミネラルウォーターや浄水器を通した水を加湿器に入れてしまうと、カビや雑菌の繁殖につながりやすくなってしまうのです。
カビや菌を浴びてしまわないためにも、「加湿器には水道水」を徹底しましょう。
適切な湿度を保つ
加湿器は、あくまでも「ちょうどいい湿度にする」ためのもの。やみくもに湿度を上げればいいというわけではありません。
湿度を上げすぎると、周辺にある機器が故障してしまうこともあります。
加湿器を使うことを毎日の習慣にするのではなく、乾燥が気になるときにだけ使用するくらいが望ましいです。
使用後のお手入れは必須
加湿器を使用したまま放置しておくと、内部にカビや雑菌が発生することがあります。水しか入れていないからといって油断は禁物!使用後は必ずタンク内の水をしっかりと拭き取り、スポンジがあれば完全に乾かしましょう。
カビや雑菌が繁殖した状態で加湿器を使用してしまうと、不快な臭いが発生するだけでなく、人体に悪影響を及ぼす危険性もあります。
まとめ
USB・卓上加湿器の特徴や選び方、おすすめの商品についてご紹介しました。
卓上加湿器は、乾燥による悩みを確実に解消してくれる便利なアイテムです。今回ご紹介した商品を参考にしつつ、自身の利用シーンに合った卓上加湿器を選んでみてくださいね。