キッチン家電の中で毎日活躍しているものといえば「電子レンジ」ではないでしょうか。温めから調理まで、食生活にはかかせないですよね。
でも電子レンジって意外と大きく、置き場所に困っている人も多いと思います。
そんな悩みは「レンジ台」で解決しましょう。レンジ台選びで失敗しないためには、電子レンジの大きさだけでなくキッチンの広さや何を乗せるかによっても変わります。
あなたにピッタリのレンジ台を選ぶコツと、人気のレンジ台をご紹介します。
レンジ台とは
レンジ台は電子レンジをはじめ、食器類やラップなどのキッチン小物などを収納するキッチン用の家具のこと。炊飯器やポット、冷蔵庫、ゴミ箱などを収納できるタイプもあります。
またコンセント口がついているものが多いのが、他の家具との違いです。
レンジ台にはいろんな種類があり、見た目だけでなく大きさや機能にそれぞれ次のような特徴があります。
ダイニングボード型レンジ台
大型の食器棚がついたレンジ台です。大きなものは天井近くまであるものもあり、収納力は抜群。大型なのでファミリー向き。
ラック型レンジ台
カジュアルな印象で圧迫感がないラック型のレンジ台。機能性優先で、キッチン小物はむき出しになるため使い勝手は良好です。軽くて移動もしやすく、リーズナブルなところが魅力。一人暮らしからファミリー層まで幅広く利用されています。
キャスター付きレンジ台
レンジ台にキャスターがついているため、移動や掃除に便利。どちらかというと小さいタイプの電子レンジ向きで、サブ用にしている人も。
失敗なし!レンジ台選びのコツ
見た目や値段だけで選びがちなレンジ台ですが、適当に選んでしまうとあとで「電子レンジが入らない」「レンジの扉が開けにくい」なんてことになりかねません。ここではレンジ台を買う前にチェックしておきたいポイントを紹介します。
電子レンジの大きさを測る
「レンジ台」なら電子レンジが入るはず、という思いこみは失敗の元!まずは電子レンジの正確な大きさを測ります。
測ったら左右・上部・後部にそれぞれ+10センチくらいのゆとりをもたせるとベター。
電子レンジは熱や湿気が発生します。そのためできれば電子レンジピッタリの大きさのレンジ台は避けた方が無難。最近は電子レンジまわりのスペースがいらない電子レンジもありますが、少しスペースのゆとりがあった方が入れ替えの時にも楽。必要なスペースについては取扱説明書を確認しましょう。
電子レンジの重さをチェック
レンジ台は電子レンジを置くことを想定してつくられていますが、耐久重量より重い電子レンジの場合、落下などの危険があります。取扱説明書で重量をしっかりチェックしておきましょう。
レンジ台の置き場所を測る
レンジ台をどこに置くか決めたら、置き場所の広さを測ります。また、もしレンジ台が大型の場合は、キッチンの出入り口から入らないケースも。窓から入れると別途料金がかかることもあるので、大きなレンジ台を買う時はどこから搬入するかも決めておきましょう。
コンセントの位置とコンセント口の数をチェック
レンジ台の多くは、電子レンジを置くスペースの近くにコンセント口があります。炊飯器や電気ポットなどの家電を置きたいなら、コンセント口の数も気にしたいところ。
また、部屋のコンセントにレンジ台がかぶらないように置く位置も考えておきましょう。
レンジ台の素材をチェック
レンジ台は、熱や湿気、汚れに強い素材を使っていることが多いですが、背面に熱や湿気がこもると汚れがこびりついたりカビなどの原因になったりします。
特にスチームオーブンレンジは湿気がこもりやすいので、背面の壁がないものや通気孔がついたレンジ台がベター。またはモイス素材(湿気や熱のこもり対策に有効)を使ったレンジ台や、スライド棚のあるレンジ台で対応する方法もあります。
ふつうの棚やラックで代用は可能?
レンジ台を置く代わりに、家にある棚やラックを使いたい、自分で好みのレンジ台をDIYしたい人もいるでしょう。
実際にふつうの棚やラックをレンジ台代わりにすることは可能です。ただし、一般の棚やラックは、素材が電子レンジから出る熱や湿気に対応していないので、次のようなことに注意が必要です。
・熱や湿気がこもらない工夫をすること
・電子レンジの説明書にあるスペースを守ること
・棚やラックの耐荷重を超えないこと
意外と軽く考えがちなのが耐荷重。電子レンジのように重くて大きなものは落下しないのが大前提。棚板がしっかりしていて劣化しにくい素材か確認してから使いましょう。
一般的な家具と違い、レンジ台は電子レンジを置くことを想定してつくられています。安全性や使い勝手を考えればレンジ台を使った方が安心ですね。
使える&便利なレンジ台9選
使いやすい人気のレンジ台をピックアップしました。サイズはもちろん、デザインや使いやすさも合わせてチェックしてみてください。またキッチンや他のインテリアとの調和も合わせて考えてみましょう。
木製 キッチンキャビネット
天然木を使用したデザイン性の高いダイニングボード型のレンジ台。奥行があるので、大型のオーブンレンジもラクラク収納できます。ウレタン塗装のため、汚れもさっと落としやすいところも魅力。
Woodylife レンジ台
落ち着いた「和」の雰囲気を感じさせる食器棚付きのレンジ台です。
電子レンジスペースの側面に壁がなく、こもりがちな熱や湿気に強いのが特徴。また左右どちらにも引き出せるスライドテーブルも便利です。
Woodylife レンジ台
スライド扉がついたダイニングボード。食器や電子レンジの埃よけになるだけでなく、目隠しにもなるのでスッキリした印象。スライド扉はホワイトボード代わりにもなります。
川口工器 NK-956
電子レンジや炊飯器などのキッチン家電の下に大容量のゴミ箱をセットしたレンジ台。上段はちょっとした調理スペースとしても使えます。
エムケー精工(MK精工) KLS-06W
コンパクトで収納力抜群のシンプルなレンジ台です。オーブントースターや炊飯器を置くスペースもあり。20kgまで入る米びつも収納。
VEGA CORPORATION レンジ台
カラーバリエーションの豊富な、ロータイプのチェスト型レンジ台です。電子レンジの熱を外へ逃がす通気孔あり。スライドレールやスライド棚で使い勝手も上々。
山善(YAMAZEN) GRW-41R(RW/OW)
一人暮らしにピッタリな、キャスター付きのレンジ台です。中段はスライド棚になっています。軽量ながら上段は20kgまでOKなので、ほとんどの電子レンジに対応できます。
Retroa レンジ台
女性らしいインテリアにもマッチする可愛らしいレンジ台。コンセント口やスライド棚など、使い勝手のよさも魅力。同じシリーズの家具と合わせれば、統一感のあるコーディネートを楽しめます。
川口工器 レンジ台
手持ちのチェストやダイニングボードに乗せて使えるレンジラックです。電子レンジ下はスライドテーブルになっており、電子レンジでの調理の手助けに。
まとめ
レンジ台は部屋の広さやデザイン、そして何を乗せるのかによってベストなレンジ台は変わってきます。いろいろな機能のあるレンジ台もあるので、自分が求めている機能が何なのかよく考えて選ぶようにしましょう。